胆石外来のご案内
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胆石症とは

肝臓と胆のう

胆汁の通り道である胆道(胆のうや胆管)に石(胆石)ができる病気です。
胆石とは脂肪分の消化を助けるために肝臓で生成された胆汁中の成分が溶けきれず、石のように固まったものをいいます。

肝臓と胆のう

肝臓は右上腹部にあります。働きは色々ですが、消化に関しては主に脂肪分を消化する胆汁という消化液を作ります。
肝臓内には、胆汁が通る胆管という木の枝のような管があり、最終的には1本の管(総胆管)となって肝臓から出てきます。
胆管の途中には、胆のうと呼ばれるナス状の袋があり、肝臓から出された胆汁は、胆管から一旦この胆のうに蓄えられます。
胆のうは食物が入ってくる刺激により収縮し、胆汁を胆管の出口である十二指腸に送り込み消化が行われます。

胆石症の分類と発症

胆石症は、石の出来る場所で大きく2つに分類されます。

胆管結石と胆のう結石
◎胆のうに出来る石・・・胆のう結石症
◎胆管に出来る石・・・・胆管結石症
(肝内結石症と総胆管結石症に分類)

胆のう結石症が80%を占めます。

食生活の欧米化により、日本人成人の10人に1人は胆石を持っていると言われています。
特に高齢者(70歳以上)では、5人に1人になるほど発症率は増加し、やや女性が多い傾向です。

胆石症の症状

◎胆のう結石の症状(食べ過ぎや油物を多く食べた後)

・吐き気やみぞおちの辺りに痛みを感じる
・右上腹部に痛みや圧迫感を感じる
・背中にかけて鈍痛や張りが感じられる

※このような症状が短時間で治まらず、持続する場合は胆のう炎となる可能性があり危険です。

◎急性胆のう炎の症状

・みぞおちや右上腹部の激痛(押さえると痛みが増す)
・発熱・黄疸

※急性胆のう炎は、細菌による感染や結石が胆管に詰まり胆汁の流れがうっ滞することにより胆のうに炎症が起こる病気です。
胆のう炎がひどくなると腹膜炎をおこしたり、肝機能障害を伴います。

胆石症の手術

手術について

約20年前までは、お腹を大きく切開して摘出手術を行っていたために、術後の回復期間や腸の癒着による痛みなどのデメリットがありました。
しかし現在は、お腹に1 ~ 2cm程の穴を開けてカメラ(腹腔鏡)を入れ、手術を行います。
(腹腔鏡下胆のう摘出術)

腹腔鏡下胆のう摘出術とは?

お腹に4カ所の小さな穴を開けて、炭酸ガスをお腹の中に入れて膨らました後、腹腔鏡を挿入し、お腹の中を観察しながら胆のうを取る手術です。 全身麻酔を行い、手術時間は1 ~ 2時間で術後3 ~ 7日の入院となります。従来の開腹手術と比較して傷が小さく手術後の痛みも少ない為、早期の歩行、社会復帰が可能です。

手術の手順

1 全身麻酔
2 腹部に4ヶ所小さな皮膚切開をして穴をあける
腹腔内に炭酸ガスを注入してお腹を膨らませる
※症例により、単孔、2孔、3孔を選択しています。
3 腹腔鏡を挿入
4 残り3ヶ所の穴から特殊な手術器具を入れる
モニターで観察しながら胆のうの癒着等を確認する
5 胆のう管、胆のう動脈をクリップで止め、胆のうを切断する
6 胆のうを取り出す
摘出後は、腹腔内を洗浄し炭酸ガスを抜いてから傷をふさぎます
※胆のう炎が強く、腹腔鏡下での操作が困難な場合は、手術途中に開腹術に移行する事があります。

Q&A

Q : 症状のない胆のう結石はどうするのですか?
A : 健康診断等で発見される機会も多くなっています。症状がない場合、基本的には経過観察となりますが、かかりつけ医と相談して下さい。
Q : 胆のう全てを取らずに、石だけ取ることは出来ませんか?
A : 石だけを取る方法は、1970年に再発率:3年50%、15年81%と高い数値が報告されており、現在では行われていません。
Q : 胆のうは取っても大丈夫ですか?
A : 胆のうは胆汁を貯蔵する場所ですが、絶対に必要なものではありません。
胆のうが無くても食事に応じて肝臓が胆汁を出しますので、特に問題はありません。
Q : 胆のう癌と関係はありますか?
A : 胆のう結石症で胆のう癌の合併率は1 ~ 1.5%と言われています。しかし、60歳以上では8.8%と高くなります。他にも、胆のう結石の大きさ、家族の既往歴など様々な要因が挙げられますが、摘出した胆のうの病理組織検査で癌が無いか調べることが出来ます。

受付時間/担当医表

受付時間

午前 9:00 ~ 12:00
午後 16:00 ~ 19:00

担当医表

   胆石外来 担当医師    協力医師
  土(午前のみ)
午前 中村 石井   中尾 石井
(1,3,5週)
中尾
(2,4週)
午後 石井 朝倉 中尾
15:00 ~
中村      

担当医

診療医長
泉 冬樹

胆石症にならないために

胆石症の予防として、コレステロールや脂肪分の多い食事(卵、バター、脂身の多い肉、揚げ物等)は控え、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意して下さい。 また、食物繊維やビタミンCを多く含む野菜や果物は、コレステロールの吸収を抑える働きや、胆汁酸の合成に不可欠なので積極的に摂取しましょう。 水分を補給し、定期的な運動で肥満にならないよう気をつける事も必要です。
胆石症を防ぐためにも、日ごろから規則正しい生活と食事を心がけて下さい。

予防に役立つ食べ物

食物繊維(特に水溶性のもの)

豆類・ブロッコリー・にんじん・さつまいも・リンゴ・バナナ・オレンジ・グレープフルーツ

ビタミンCを多く含む食物

オレンジ・キウィ・いちご・みかん・カリフラワー・ブロッコリー・ほうれん草・かぼちゃ・さつまいも

施設認定

当院は、一般社団法人 日本外科学会の指定により、“定められた指導責任者のもとに充分な指導体制がとられ、かつ、年間50例以上の外科手術症例を有している”等の条件を満たしている施設として「日本外科学会外科専門医制度関連施設」に認定されています。

【専門医/認定医など】
日本外科学会指導医/専門医 院  長 石井 洋光
副院長 中尾 宏司
診療医長 中村 光宏
日本外科学会認定医 診療医長 泉 冬樹
日本外科学会外科専門医制度関連施設証
日本外科学会外科専門医制度関連施設証
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