
人工透析ひ尿器科じんけいクリニックウェブサイト「泌尿器科外来のご案内」へアクセスいただきまして、ありがとうございます。院長の福士です。
泌尿器科では、腎臓から尿管、膀胱、前立腺、尿道といった尿路に関する病気、副腎や精巣といった内分泌に関する病気、男性器~男性更年期(LOH)に関する病気などでお困りの方のご相談、お悩みにお応えいたします。
泌尿器科というと何かと抵抗感を感じる方も多いかもしれませんが、男性女性に限らず、排尿がすべての人間にとって最重要な生理的現象であり、是非遠慮なさらず、お困りの際はご相談下さい。年だから、といって諦めざるをえない病気は多くありません。
前立腺がんをはじめとする泌尿器科がんの精査や治療をご希望される方、前立腺肥大症や過活動膀胱によると推察される排尿困難や頻尿でお悩みの方、尿路結石やED(性機能不全)でお悩みの方、健康診断で尿潜血や蛋白尿を指摘された方、慢性腎臓病で腎機能低下を指摘された方なども、お気軽にご相談下さい。
在宅でカテーテル交換や前立腺がんの内分泌治療などで泌尿器科専門医の往診をご希望される方もできるだけ対処したいと思いますので、ご連絡いただければと思います。
TURPは約50年前に始められた前立腺肥大症に対する手術です。
直径8mmほどの内視鏡を尿道先端から前立腺部尿道を経由し膀胱まで挿入し、肥大した前立腺内腺の全てと外腺のほとんどを電気メスを用いて切除する手術です。
手技的にはかなり繊細な技術を要し、術者ひとりの瞬間的な指の動き、集中力、書物には必ずしも記載されていない正確な解剖の理解、経験や読みの深さ、などによって結果が異なる面や、元来血流量の多い前立腺を削り取るために一つ間違えば大出血に至るというリスクを合わせ持っているという面もある手術です。
ゆえにより容易な手術も徐々に開発され臨床応用もかなり進んできていますが、未だにこのTURPを完全に淘汰する手技は現れず、現在なお世界で、TURPが前立腺肥大症手術のゴールドスタンダードとされています。
私は医学生の頃からこの手術の難しさ、美しさに魅了されて泌尿器科を専攻したこともあり、また泌尿器科医としてのidentityを保つためにも、20数年にわたりこの手術をいかにして完璧に行うか、に心血を注いで参りました。
それでもまだまだ改善の余地はあると思われますが、今後もより安全で効果の確実なTURPを極めるべく、努力を積み重ねてまいりたいと思っています。
私が手掛けたTURPの動画は下記よりご覧いただけます。
Transurethral Resection of the Prostate (TURP)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00 ~ 10:00(予約枠) 10:00 ~ 12:00 |
● | ● | ● | ● | ● | ● |
休診日:日曜日、祝祭日

最近の「がん・統計白書2012」によると、「前立腺がん」は2025年に年間11万8千人が罹患し、男性がんで肺がん、胃がんを抜いて第1位になると見込まれています。しかし、前立腺がんによる死亡率はそれほど高いわけではなく、転移を有する進行がんが減少し、治癒をめざせる早期がんが増えてきています。
前立腺がんは極めて稀には30歳代で発症することもありますが、主として50歳以上の方の病気です。また、早い段階ではほとんど症状を有さないために、症状の有無にかかわらず、50歳になったら年に一度PSA(前立腺特異抗原)の値を採血でチェックすることが勧められています。
一方、50歳以上になると前立腺肥大症による夜間頻尿や尿勢低下、尿意切迫感などでお悩みの方も増えてきます。前立腺がんと前立腺肥大症は全く因果関係のない疾患ですが、どちらもPSA高値で発見され区別が難しい場合があります。前立腺肥大症は基本的には超音波(エコー)検査や尿流量測定検査など比較的簡単な検査で診断でき、治療法もこの数年さらに進化しています。
以上のような背景をかんがみ、当院では主として、前立腺がん、前立腺肥大症の診断、スクリーニングを目的とした「前立腺ドック」を開始しています。
検査内容 |
問診、尿検査、超音波(エコー)検査、尿流量測定検査、 PSA(前立腺特異抗原)採血検査など簡単な検査 ※PSA検査とは、英語のprostate specific antigenの略で、「前立腺特異抗原」と呼ばれ、採血で濃度を測定します。
|
---|---|
料金 | 2,500円(税込) |
結果 | 検査結果は当院より郵送でお送りさせて頂きます |
お申込み | お申込みは、人工透析ひ尿器科じんけいクリニック事務窓口にて 受け付けております |