石井病院

下肢静脈瘤外来のご案内

Varicose Veins

受付時間・診療時間

午前 診療受付 8:30 ~ 12:00
外来診療 9:00 ~ 12:00
午後 診療受付 16:00 ~ 18:30
外来診療 16:00 ~ 19:00

担当医表

午前診 9時~12時
下肢静脈瘤外来 1 診 中村光宏         石井洋光
(1,3,5週)
 
5 診   石井洋光
9:30~
石井洋光        
午後診 16時~19時
(受付終了時間:18時30分)
下肢静脈瘤外来 1 診 石井洋光 楠蔵人
17:00~19:00
  中村光宏    
2 診       西本聡
~18:00
 

※各診療時間は臨時休業・変更が生じる場合もありますのでご了承願います。
予約、詳細などはお電話にてお問い合わせください。(TEL:078-918-1655)

担当医

院長石井 洋光

日本外科学会指導医/専門医
日本脈管学会認定脈管専門医
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による指導医 等

診療部長中村 光宏

日本外科学会認定医/専門医
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医 等

兵庫医科大学 形成外科 教授西本 聡

日本形成外科学会専門医 等

非常勤医師楠 蔵人

日本外科学会専門医

当院の下肢静脈瘤外来について

当院は"下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術(レーザー治療・ラジオ波治療)の
実施基準による実施医を有する実施施設"です

当院では、より質の高い診療を行うため、特定の疾患や症状について、各外来担当医がそれぞれの精通した専門分野をふまえて、専門的な診断・治療をする専門外来を併設しています。
日本脈管学会認定脈管専門医である院長石井を中心にエコー、CT等の最新の医療技術を駆使し、低侵襲の治療に努めています。
また、医師、看護師、コメディカルスタッフ達との連携と協働によるチーム医療を行い、
患者様の幅広いニーズに対応しています。

下肢静脈瘤のメカニズム

足には、動脈と静脈という血管が走っています。動脈はきれいな血液を上から下へ運びます。
静脈は、動脈とは反対に、不要になった血液を下から上へ運びます。

下肢静脈には筋肉の中を走る「深部静脈」と皮膚と筋肉の間を走る「表在静脈」があり、
静脈瘤ができるのは皮膚に近い伏在静脈と呼ばれる表在静脈です。(図1参照)

下肢の静脈には血液が重力によって足先へ逆流しないように弁がついていますが、
それらの弁が壊れると血液の逆流が起こり、うっ血が生じて血管の拡張や蛇行することによりコブができます。
これが下肢静脈瘤です。(図2参照)

壊れた静脈弁は、再生することはありません。
だるい、むくむなどの初期症状から始まり、血管がめだってくる、夜中に足がつる、かゆくなる、
そして、色素沈着、潰瘍という症状にまで発展します。初めのうち、ほとんどの人は自覚症状を持ちません。
だるい、むくみといった日常的な症状が、実は足に血液が溜まり、静脈弁に負担がかかっているという警告なのです。つまり、下肢静脈瘤の初期症状だということです。

下肢静脈瘤の種類

下肢静脈瘤は、4つに種類分けすることができます。

伏在静脈瘤

最も大きな静脈瘤です。足を通る静脈の本幹となる「伏在静脈」が、こぶのように膨らんだ状態をいいます。

側枝静脈瘤

伏在静脈瘤よりも細かいことが多いです。伏在静脈瘤が枝分かれした、さらに先の部分が膨らんだ状態をいいます。膝から下の部分によくみられます。

網目状静脈瘤

直径が2~3ミリの静脈瘤で、ヒザの裏によく見られます。青色をしています。

クモの巣状静脈瘤

直径1ミリまでの細かい静脈瘤で、青色か赤色をしています。

下肢静脈瘤の主な症状

下肢の静脈が太く浮き出ているものを下肢静脈瘤といいます。下肢の静脈の弁が壊れ、血液が静脈内に停滞して拡張することで静脈瘤となります。
良性の病気ですが自然に治ることはありませんので、重症化する前に早めの治療が望まれます。
1つでも当てはまる項目があれば、「下肢静脈瘤」を疑いましょう。

各症状の現れ方には個人差があります。

検査について

臨床検査技師による「超音波検査」

下肢静脈瘤では血液が正しい方向に流れず逆流を起こしている状態ですので、この検査では血液の逆流の有無を調べます。 ボコボコとこぶになるタイプの静脈瘤が起こりやすい伏在静脈を検査しますので、足の付け根から足の内側を通り内くるぶしの方へかけてと、膝裏からふくらはぎの後ろ側を通り、かかとにかけて診ます。

当院の臨床検査技師が、2015年11月"血管診療技師"に認定されました。
ミルキング(下肢の圧迫)により逆流が認められる

放射線技師による「3次元CT検査」

80列マルチスライスCTによって撮影されたデーターを3次元画像に再構成するものです。
造影剤なしで表在(大・小伏在)静脈の走行や拡張の程度、形態評価が可能です。
※痛みや薬のアレルギーの心配は不要です。

画像を駆使した大伏在静脈瘤の一例

下肢静脈瘤の手術の紹介

現在、下肢静脈瘤の治療は、レーザーファイバーもしくは、高周波(ラジオ波)カテーテルを用いて静脈を内側から焼いてふさいで閉塞してしまう血管内焼灼術が標準治療となっていますが、血管内焼灼術と同様に穿刺後血管の中を焼くのではなく、医療用の“瞬間接着剤”を注入して血管の中を固めて逆流を止める次世代の血管内塞栓術(グルー治療)が2019年12月から日本でも保険適用が開始されました。

血管内レーザー治療

下肢静脈瘤治療用ダイオードレーザー VENOLASER TR1470(牽引装置仕様)

この装置は国産初の下肢静脈瘤治療用レーザー装置です。レーザー治療時にファイバーを自動的に牽引することにより、効率的に静脈壁を焼灼します。当院では、2025年7月よりこの機器を導入し、治療を開始いたしました。

血管内レーザー装置 ENDOTHERMELAZER™1470

この装置の特徴は、波長1470nmのレーザーを採用し、ファイバーの先端からシングルでリング状に照射できる点で、2015年12月より、下肢静脈瘤治療用の血管内レーザー装置として保険適用となりました。当院では、2018年12月よりこの機器を導入し、治療を開始いたしました。

血管内レーザー治療の例

※麻酔は原則全身(静脈)麻酔や局所麻酔で行いますが、日帰りを含む短期滞在手術です

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療機器

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療とは、下肢静脈瘤の治療としてアメリカで多く実施されている
治療法の一つで、世界で100万件以上の治療実績があり、2014年6月より保険適応となりました。
当院では、2015年5月よりこの技術を導入し、治療を開始いたしました。

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療の例

皮膚に開けた小さな開口部から高周波アブレーションカテーテルを静脈内に挿入し、カテーテルから放出される熱により静脈壁を収縮させ、
静脈瘤を閉塞させてしまう治療法です。麻酔は原則全身(静脈)麻酔や局所麻酔で行いますが、日帰りを含む短期滞在手術です。

※麻酔は原則全身(静脈)麻酔や局所麻酔で行いますが、日帰りを含む短期滞在手術です。

血管内焼灼術(レーザー・ラジオ波)のメリット

  • 日帰りを含む、短期滞在手術が可能です。
  • 原則、傷跡が一か所ですみ、跡が残りにくい。
  • 手術時間は、麻酔を含めて60分程度です。

当院は"日本脈管学会認定脈管専門医"並びに"下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による指導医・実施医を有する実施施設"です

グルー(接着剤)治療

Venaseal クロージャーシステム

2019年12月から次世代の下肢静脈瘤治療であるグル―治療が保険適用となりました。
グル―治療とは、血管内焼灼術(レーザー・ラジオ波)と同様に穿刺後血管の中を焼くのではなく、
医療用の“瞬間接着剤”を注入して血管の中を固めて逆流を止める治療で、血管内塞栓術と呼ばれています。
麻酔は原則、局所麻酔で行います。

当院でも2020年7月より、この次世代の治療法である血管内塞栓術(グルー治療)を新たに導入しました。従来の血管内焼灼術等と同様、血管内塞栓術(グルー治療)においても、静脈瘤の照射部位の長さ、血管径等の形状に応じて治療法を決定しています。どちらの治療法も日帰りを含む短期滞在手術が可能で、傷跡が1か所で済み、跡が残りにくいというメリットがあります。

グルー(接着剤)治療の例

グルー治療(接着剤)のメリット

  • 広い範囲の麻酔の必要がない
  • 治療後の合併症が他の手術手技より少ない(神経障害・皮下出血等)
  • 原則、治療後に弾性ストッキングが不要

グルー(接着剤)治療の注意点

  • 異物(接着剤)による皮膚の発赤や痒みなどの過敏症が、約6%認められる遅延性のアレルギー反応が起こります。
  • 巨大な静脈瘤や蛇行が激しく複雑なタイプの静脈瘤には適していません。

硬化療法

硬化療法は静脈に硬化剤を注入し、静脈瘤をつぶしてしまう治療法です。硬化剤は血管の内側をくっつける糊(のり)のような働きをします。
血液が流れなくなった血管は徐々に退化し、そのうち静脈瘤は消えてしまいます。
硬化療法は注射するだけで済むため、患者様にとって負担の少ない治療法です。
ごく軽度の静脈瘤(網目状静脈瘤など)や特殊な形態の静脈瘤には有効ですが、通常の静脈瘤では再発率が高く効果的ではありません。
しかしながら、上記3つの手術中・後に併用する治療法としては有効です。原則、局所麻酔の日帰り手術です。

フォーム硬化剤調整機器 「VARIXIOマイクロフォームシステム」

当院では、2023年7月よりマイクロフォームという手法を導入し、従来の硬化剤よりさらにきめ細かく使用することで効果が期待されています。

下肢静脈抜去切除術(ストリッピング術)

これは静脈の弁不全が原因となっている、伏在静脈瘤に対する根本的な治療として伏在静脈本幹を取り除く手術です。
麻酔は原則全身(静脈)麻酔で行い、日帰りを含む短期滞在手術です。当院では実施件数は少なくなっています。

原則、皮膚を2カ所切開して、静脈瘤のある伏在静脈にワイヤーを挿入し、静脈とワイヤーを結んでから、ワイヤーを引き抜くことによって静脈を一緒に抜き取ります。

ストリッピング術にて取り出された大伏在静脈

下肢静脈高位結紮(こういけっさつ)術

原則、高位結紮術は、大伏在静脈瘤では図のごとく、足の付け根で血管をしばって血流を食い止める手術ですが、現在では実施件数は少なくなっています。
一方、小伏在静脈瘤では逆流部分を結紮・切離し、現在でもよく行われている手術です。
麻酔は原則、局所麻酔の日帰りを含む短期滞在手術です。

保存的治療 (弾性ストッキング)

弾性ストッキングの使用は、運動、マッサージなどの生活習慣の改善とともに、
静脈瘤の予防、悪化の防止、症状をやわらげる方法として非常に有効です。

下肢静脈瘤でお悩みの方はもちろん、立ち仕事の方、むくみやだるさにお困りの方は、
当院「下肢静脈瘤外来」を受診していただき、医師の指示のもと適切な医療用弾性ストッキングの着用をご検討ください。

当院では、"弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター"資格を取得している医師、看護師による指導を行っています。

※弾性ストッキングの着用は根治治療ではなく、使用を中止するとその効果は消失します。

弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター認定証

取り扱い商品

ストッキング療法
包帯療法

全静脈麻酔について

当院では現在、血管内焼灼術(レーザー・ラジオ波)、ストリッピング術の大伏在静脈の手術について日帰りを含む短期滞在手術の麻酔は
原則「全静脈麻酔(TIVA:total intravenous anesthesia)」で行います。

全静脈麻酔では、プロポフォール(鎮静作用:意識消失)とレミフェンタニル塩酸塩(鎮痛作用:痛みを抑える)をバランスよく使用し、
全身麻酔管理法に準じて鎮静時の痛みと血圧のコントロールを行います。

静脈麻酔薬は全身麻酔の吸入麻酔薬と比べて、覚醒の質が高い、術後の嘔気嘔吐が少ないなどの特徴があり、
またこの麻酔の影響で静脈が拡張するので、下肢静脈瘤の手術が容易になり手術時間の短縮につながります。
特にプロポフォールは、眠りが速く、持続時間が短いという特徴があり、代謝が早いため肝臓への負担が少ないことも挙げられます。

以上のような理由から、当院では原則「全静脈麻酔」を推奨しています。

当院の治療方針と手術実績

治療方針

2015年5月より、高周波(ラジオ波)治療を開始しました。
2018年12月より、レーザー治療を開始しました。
2020年7月より、グルー治療(血管内塞栓術)を開始しました。

重症化したうっ滞性皮膚炎や慢性の難治性潰瘍症例においても、原因が下肢静脈瘤であれば従来の弾性包帯や弾性ストッキングでの潰瘍の圧迫療法等とともに、血管内焼灼術(レーザー)及び硬化療法を施行しています。

手術実績 下肢静脈瘤手術開始 2006年12月から2025年9月まで

今年度手術実績(治療数)
2025年度 4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月
血管内焼灼術 35 37 72
血管内塞栓術
(グルー治療)
2 3 5
硬化療法 27 23 50
その他 0 0 0
合計 64 63 127
下肢静脈瘤治療開始(2006年12月)から2024年度までの手術実績累計(治療数)
2006年12月~
2015年3月(2014年度)まで
2015年度~
2019年度
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
血管内焼灼術 0 1060 147 125 109 125 128 1694
血管内塞栓術
(グルー治療)
0 0 41 33 42 25 13 154
硬化療法 233 160 72 79 51 78 67 740
その他 196 110 0 1 0 0 0 307
合計 429 1330 260 238 202 228 208 2895

※2015年5月より、血管内焼灼術(ラジオ波)を実施

※2018年12月より、血管内焼灼術(レーザー)を実施

※2020年7月より、血管内塞栓術(グルー治療)を実施

2025.12 更新

下肢静脈瘤チーム

  • 下肢静脈瘤外来担当医 3名…院長、診療部長、形成外科医(非常勤)
  • 臨床検査担当技師
  • 診療放射線技師
  • 看護師

施設認定

当院は、一般社団法人日本外科学会の指定により、"定められた指導責任者のもとに充分な指導体制がとられている"等の条件を満たしている施設として「日本外科学会外科専門医制度関連施設」に認定されています。

日本外科学会外科専門医制度関連施設証

当院は、平成27年4月に下肢静脈瘤血管内焼灼術実施・管理委員会の指定による、「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設」として認定されています。 また、院長 石井 洋光は、「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による指導医」、診療部長 中村 光宏は、「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医」として認定されています。

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医 及び 実施施設

【専門医/認定医など】

日本外科学会指導医/専門医 院長 石井 洋光
副院長 中尾 宏司
診療部長 中村 光宏
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の
実施基準による指導医
院長 石井 洋光
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の
実施基準による実施医
院長 石井 洋光
診療部長 中村 光宏
日本脈管学会認定脈管専門医 院長 石井 洋光
麻酔科標榜医 診療部長 中村 光宏

当院は"血管診療技師認定者"を有する施設です

当院の臨床検査技師が、2015年11月"血管診療技師"に認定されました。

<血管診療技師について>

血管診療技師とは、「日本血管外科学会」「日本脈管学会」「日本静脈学会」「日本動脈硬化学会」4学会で構成する「血管診療技師認定機構」が認定を行ない、血管疾患(動脈硬化、下肢静脈瘤、糖尿病壊疽、エコノミークラス症候群など)とその診療に対して高度な知識と実技技術を有する医療従事者に与えられる認定資格です。 2018年9月現在では、全国で1,350人が血管診療技師の資格を取得しています。

当院の実績

学会発表

第57回日本脈管学会総会(2016.10.13-15) 奈良
 当院における下肢静脈瘤に対する高周波焼灼術の短期成績:ポスター発表
第37回日本静脈学会総会(2017.6.15-16) 徳島
 当院における高齢者下肢静脈瘤に対する高周波焼灼術の検討:ポスター発表
第58回日本脈管学会総会(2017.10.19-20) 名古屋
 高齢者一次性大伏在静脈瘤に対する当院の手術検討:ポスター発表
第42回日本静脈学会総会(2022.7.7-8) 東京
 血管内レーザー焼灼術による下肢逆流を伴う下肢静脈瘤の検討:口演発表
第43回日本静脈学会総会(2023.7.6-7) 愛媛
 細径ファイバーを用いた側枝静脈瘤のレーザー焼灼術の検討:口演発表
Japan Venous Talk 2024(2024.4.6) 奈良
 スリムファイバーを用いた下腿GSV及び側枝静脈瘤の同時焼灼:口演発表
第44回日本静脈学会総会(2024.6.13-14) 長野
 高齢下肢静脈瘤手術患者における骨格筋量の検討:口演発表
第5回 日本フットケア・足病医学会年次学術集会(2024.11.29-30) 兵庫県
 生体電気インピーダンス法を用いた高齢下肢静脈瘤手術患者における骨格筋量の検討:口演発表
第5回 日本フットケア・足病医学会年次学術集会(2024.11.29-30) 兵庫県
 在宅療養で治療が困難であった左下腿多発性難治性皮膚潰瘍の1例:ポスター発表
Japan Venous Talk 2025(2025.4.5) 奈良
 大伏在静脈レーザー焼灼時の筋膜上病変の検討:口演発表
第45回日本静脈学会総会(2025.7.17-18) 旭川
 細径ファイバーを用いた側枝静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術の検討:口演発表・ディスカッション

論文発表

形成外科 56巻3号 313-316, 2013
 造影剤を用いない三次元CTの下肢静脈診療における有用性
兵庫県医師会医学雑誌 第62巻第2号 20-26, 2020
 高齢者下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の治療成績
全日本病院出版会 医学専門雑誌「PEPARS」 No.193 32-37, 2023
 日帰り全身麻酔による下肢静脈瘤手術

講演会・研究会・メディア関連など

明石ケーブルテレビ「明石健康だより」出演(2010.6.8)
 下肢静脈瘤について
神戸新聞 明石版 健康つうしん 掲載(2016.5.9)
 4種類ある下肢静脈瘤 適切な治療法選択を
明石市医師会 明石市「健康大学」 講演発表(2016.11.15)
 「足の健康を考えよう!」 ~下肢静脈瘤の診断から最新の治療法まで~
毎日新聞出版 毎日ムック 掲載(2018.10)
 「2019 病院最前線 スゴいドクター」 名医を探せ!注目の短期滞在手術 下肢静脈瘤
明石市医師会 明石市医師会ジャーナル Vol.103 掲載(2024.3.1)
診療のノウハウ 「現在こんな疾患や診療に力を入れていること」 ~下肢静脈瘤外来17年の軌跡~
神戸新聞「奥さま手帳」クリニックファイル 掲載(2024.5)
 保険適用の治療法が増えた<下肢静脈瘤>

当院における下肢静脈瘤治療の歩み

2006年 12月 下肢静脈瘤に対するストリッピング術を
開始
2008年 9月 下肢静脈瘤外来を設置
2015年 5月 血管内焼灼術(ラジオ波治療:エンドヴィーナスクロージャーシステム)を開始
(図1)
2018年 12月 血管内焼灼術(レーザー治療:ENDOTHERMELAZER™1470)を開始
(図2)
2020年 6月 血管内焼灼術(ラジオ波治療:エンドヴィーナスクロージャーシステム)機器を更新(図3)
2020年 7月 血管内塞栓術(グルー治療:Vena seal クロージャーシステム)を開始(図4)
2023年 7月 マイクロフォーム(高品質な硬化剤)を使用した硬化療法を開始(図5)
2025年 7月 下肢静脈瘤治療用ダイオードレーザー(レーザー治療:VENOLASER 1470 牽引装置仕様)を開始
(図6)

(図1)

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)装置
「エンドヴィーナスクロージャーシステム」

(図2)

血管内レーザー装置「ENDOTHERMELAZER™1470」
及びレーザーファイバー

(図3)

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)装置
「エンドヴィーナスクロージャーシステム」

(図4)

血管内塞栓術装置
「Vena seal クロージャーシステム」

(図5)

フォーム硬化剤調整機器
「VARIXIOマイクロフォームシステム」

(図6)

下肢静脈瘤治療用ダイオードレーザー
「VENOLASER 1470(牽引装置仕様)」
及びリングファイバー

緊急・急患は24時間対応

078-918-1655